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はじめに:アウトドアナイフ、どれを選べばいい?
登山やキャンプなどのアウトドアに出かける際、「1本は持っておきたい道具」として挙げられるのがナイフです。
ただし、ナイフにはさまざまな種類があり、初めて選ぶ方にとってはどれが適しているのか判断が難しいことも。
本記事では、アウトドア初心者の方にも分かりやすく、登山・キャンプ向けナイフの種類と選び方について解説します。
アウトドアにおけるナイフの役割とは?
アウトドアでナイフが活躍する場面は数多くあります。
- ロープや紐を切る
- 食材をカットする
- 薪を削る(フェザースティックなど)
- 小枝を削って道具を作る
- 緊急時の簡易ツールとして
このように、「切る」「削る」「裂く」など多用途に使えるナイフは、アウトドアの必需品です。
ナイフの種類とそれぞれの特徴
アウトドアで使用されるナイフは、主に以下の3タイプに分類できます。
① シースナイフ(固定刃ナイフ)
- 特徴:刃とグリップが一体構造で強度が高い
- 長所:薪割りやバトニングなど、力を要する作業にも対応
- 短所:やや重く、携帯性は劣る
- おすすめ用途:キャンプ/ブッシュクラフト/調理と工作を両立したい方
② フォールディングナイフ(折りたたみ式)
- 特徴:持ち運びに便利でコンパクト
- 長所:ポケットやバッグに収納しやすい。軽量。
- 短所:強度では固定刃に劣るため、ハードな作業には不向き
- おすすめ用途:登山/日帰りキャンプ/軽量装備派
③ マルチツールナイフ(多機能ナイフ)
- 特徴:ナイフ以外にもドライバーや缶切りが付属
- 長所:緊急時に便利。道具を減らしたい人に最適。
- 短所:ナイフとしての使用感や切れ味はやや落ちる
- おすすめ用途:災害対策/ミニマムキャンプ/初心者
刃の素材による違い
アウトドアナイフに使われる刃の素材は主に以下の2種類です。
素材 | 特徴 |
---|---|
ステンレス鋼 | 錆びにくく、メンテナンスが楽。初心者向け。 |
炭素鋼(カーボンスチール) | 鋭い切れ味と研ぎやすさ。定期的な手入れが必要。 |
ポイント:屋外での使用が多い方は、ステンレス製がおすすめ。こだわり派や研ぎに慣れている方は炭素鋼も選択肢に入ります。
ナイフ選びのチェックポイント
- 刃の長さ:10〜15cm程度が扱いやすい
- グリップの素材と形状:滑りにくく、手にフィットするものを
- 重さ:用途と体力に合わせて選ぶ(軽量登山なら150g以下が目安)
- 収納方法:シースの有無や安全性をチェック
初心者におすすめの定番モデル
ブランド | モデル名 | 特徴 |
---|---|---|
Mora(モーラナイフ) | Companion | 初心者定番。低価格で高品質。 |
Opinel(オピネル) | No.8 | 折りたたみ式。軽量・コンパクトで携帯性抜群。 |
Victorinox(ビクトリノックス) | ハンツマン | 多機能でアウトドアから防災まで対応。 |
ナイフの持ち運びと法的注意点(日本国内)
- 刃渡り6cmを超えるナイフを「正当な理由なく所持」することは禁止されています(銃刀法)
- キャンプや登山のための「道具」として所持することは合法
- 使用しないときはシース(鞘)に収納し、安全に持ち運びましょう
使わなくなったアウトドアナイフは買取に出せる?
使わなくなったナイフも、状態やブランドによっては中古市場で需要がある場合があります。
- モーラ、BUCK、SOGなどのブランドナイフは人気
- 錆びや傷があっても値段がつくことも
- 複数本まとめて査定に出すと効率的
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「ナイフ買取に役立つ知識:高額査定を目指すための方法」
まとめ:ナイフは“用途に合った1本”を選ぶことが大切
アウトドアナイフは、登山・キャンプの「安全性」「効率性」「楽しさ」に直結する重要なアイテムです。
- 作業内容や装備スタイルに応じて、シース/折りたたみ/マルチツールから選ぶ
- 刃の素材や構造、携帯性を確認する
- 初心者は信頼できるブランドの定番モデルから始めると安心
あなたにぴったりの1本を見つけて、自然の中での時間をより快適に、安全に楽しみましょう。
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